凶暴動物ランキング
世界一凶暴な動物・恐ろしい生物
世界には凶暴で恐ろしい動物がたくさんいます。凶暴な動物たちの中から、ランキング上位の、特別に凶暴で恐ろしい動物たちを紹介します。
シカを捕食するコモドオオトカゲ
(画像提供:コモド島写真館)
世界には凶暴で恐ろしい動物がたくさんいます。
たとえば動物園や水族館、サーカスなどで人気者のゾウやクマ、トラ、ライオン、シャチなどはとても頭がよく、人にも良くなつきますが、ひとたび野性が目覚めると凶暴な野獣(海獣)に豹変します。これまでにも多くの飼育員が尊い命を落としてきました。
ましてや自然のど真ん中で、本来の野生の彼らに出会ったら、恐ろしいどころでは済まされません。彼らが考える縄張りに一歩でも入ってしまったら、凶暴な野生のルールにしたがって総攻撃を受けます。命の保証はまったくありません。
ここでは、そんな凶暴な動物たちの中から、ランキング上位の、特別に凶暴で恐ろしい動物たちを紹介します。
凶暴な動物
世界一凶暴な動物・恐ろしい生物ランキング(第1位~第3位)
■第1位:スズメバチ
(画像提供:テントキャンパー)
スズメバチは身近で普通に見かける生き物です。だが実情は凶暴そのもの。性質が荒く凶暴で、毒性も強く、きわめて恐ろしい生物です。
特に9月中旬から10月中旬頃にかけては、新女王バチが羽化する時期を迎えて、巣を守るために攻撃的になります。この時期にうっかり巣に近づくと、スズメバチの総攻撃を受けて大変な目に遭います。
日本でスズメバチに刺されて死亡する人は毎年平均で30人強。毒蛇や熊による死亡被害よりもはるかに多い数です。
■第2位:ホオジロザメ
(画像提供:時事ドットコム)
海で凶暴な動物・恐ろしい生物といったら、やはりホオジロザメでしょう。シャチも「海のギャング」と呼ばれ恐れられていますが、理性が効かない分、サメの方に怖さがあります。
ホオジロザメは、ハリウッド映画「ジョーズ」のモデルにもなった人食いザメで、日本近海を含む世界中の海に生息しています。わずかな血液の匂いも敏感に感知し、広い海洋から獲物を探し出す凶暴な捕食者です。
鋭い歯は7cmもある完璧な三角形で、表面にはノコギリ状のギザギザが付いて肉を引きちぎります。
■第3位:ベンガルトラ
(画像提供:徒然に想う)
ベンガルトラはインドに生息するトラです。しなやかで筋肉質な体には強靭な脚を備え、鋭い歯とナイフのようなかぎ爪で獲物を捕まえて咬み殺します。
しばしば家畜や人間を襲うことから、凶暴で恐ろしい動物とされてきました。そのため駆除の対象とされたり、毛皮や漢方薬の虎骨を狙った乱獲により生息数が激減。いまでは絶滅危惧種に指定され保護が必要な状況です。
最近では人間が襲われる事故は少なくなりましたが、それでも森林地帯では稀に村人が襲われることがあります。
世界一凶暴な動物・恐ろしい生物ランキング(第4位~第7位)
■第4位:ブラックマンバ
(画像提供:世界タイムズ)
アフリカのサバンナに棲み、強力な神経毒を持つコブラ科の毒蛇です。ブラックマンバは行動が俊敏で、神経質で、危険を感じると非常に攻撃的になります。世界で最も多くの人間の命を奪った毒蛇だともいわれています。
体長は最大で4.5mに達します。とにかく長い。それだけで恐怖ですが、さらに名前の由来となった「黒い口腔」がなんとも不気味です。
ブラックマンバは1回に注入する毒量も多く、咬まれたらまず助かりません。咬まれると数秒で筋肉が麻痺し、20分から1時間で心肺停止して死に至ります。
■第5位:コモドオオトカゲ
(画像提供:インドネシア文化宮)
世界最大のトカゲの仲間。体長3mを超える凶暴な捕食者で、500kgにもなるスイギュウや、果ては人間さえも襲撃します。
恐竜を思わせる頑丈な体。強力な顎と鋭い歯、鋭いかぎ爪が彼らの武器です。
最近の研究から、コモドオオトカゲは口内に強い毒をもっていることが明らかになりました。
彼らは島の生態系の頂点に立ち、同じ種の子供さえも襲って食べてしまいます。共食いです。理性をもたない野生動物は、恐怖以外の何物でもありません。
■第6位:シロサイ
(画像提供:Animals of Africa)
アフリカゾウに次ぐ巨体の持ち主で、体長は4m、体重はオスで3.6トンにも達します。オスは縄張りを持ち、決まった場所に尿や糞でマーキングして縄張りを主張します。
縄張りに入ったものは同種のオスであれ、画像撮影の人間であれ容赦はありません。威嚇に後退しなければ敢然と襲ってきます。
重戦車みたいなシロサイが、頭を下げて突進してくる迫力は恐怖そのものです。人間が乗る四輪駆動トラックなどは、ツノで跳ね上げられて簡単にひっくり返されてしまいます。
■第7位:イリエワニ
(画像提供:Core Box)
東南アジア一帯からオーストラリア北部の入江や汽水域に生息し、地域によっては河川の上流域や湖沼などの淡水域にも棲んでいます。爬虫類の中では最大級であり、最大の個体は全長8.5m、体重は1トンにも達します。
動物の骨をもかみ砕く強力なあごを持つこのワニは、水辺に来た大型動物にも襲いかかる凶暴な捕食者です。すごい力で水中に引きずり込んで餌食にします。
人間だって容赦はしません。2011年9月にもフィリピン・ミンダナオ島で地元の12歳の少女と農民の2名が捕食されました。
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