スノーシューは雪上の快適シューズ

スノーシュー
(写真提供:mont-bell JAPAN)
スノーシューは雪の上を歩くにはとても便利な道具です。
ブーツのつま先をビンディングで固定し、ヒールにストラップを廻して締め付けるだけ。誰にでも簡単に装着でき、履いた瞬間から雪の上を自由に歩くことができます。
スノーシューのビンディングには汎用性があるため、ブーツの種類は原則何でもかまいません。登山靴やスノーブーツ、長靴などが通常使用されます。
踵(かかと)が上下に自由に動くために、スノーシューは街中でサンダルや下駄を履いているのと同じような感覚で利用することができます。
少し足を広げて(ガニ股で?)歩くので、最初はちょっと違和感を覚えますが、それも最初の4〜5分だけ。すぐに慣れて、平地はもちろんのこと、斜面を登ったり下ったりも簡単にできるようになります。
老若男女を問わず、誰もがすぐにスノートレッキングを体験できる・・・そんなところがスノーシューのすばらしいところです。
ストックも必需品

ストックでバランスをとって
(写真提供:ペンションあるびおん)
スノーシューだけ履けば雪上を歩くことができますが、やはりストック(トレッキングポール)は必需品です。歩行にリズムを与え、バランスを崩した時にも支えになります。
また、斜面の上り下りにはストックは欠かせません。ステップを踏む際の強力な助けになります。スキー用のストックを流用すれば十分でしょう。
あまりストックに頼りすぎると腕や肩の疲れが早くなりますが、スノーシューの運びにあわせて、自然な形でリズムとバランスをとって下さい。
方向転換する場合は、広い場所なら大きく円を描くように歩いてターンします。 狭い場所ならその場で立ち止まって、スキーのキックターンの要領で片方ずつ方向転換していきます。小刻みに踏み換えながらターンしていく方法もあります。
ストックでバランスをとってやりましょう。
スノーシューの楽しみ方はいろいろ
誰も踏んでいないまっさらの雪の上を、スノーシューを履いて散策するだけでも爽快感いっぱいですが、歩くだけがスノーシューの楽しみではありません。
一番の楽しみは、やはり自然との触れ合いでしょうか。
雪に抱かれた潅木や谷川の流れには独特の風情があります。
■ネイチャーウォッチング
時々は立ち止まって、雪の風景をしっかり観察してみて下さい。
落葉樹は雪に覆われながらも、その下でしっかりと春の芽吹きの準備をしていることがわかります。新芽の膨らみが思いがけなく大きくて、びっくりすることがあります。
常緑樹の緑の葉っぱも、白い雪とのコントラストが鮮やかです。
いい写真がたくさん撮れます。


■アニマルトラッキング
野生動物が雪上に残した痕跡を観察します。足跡だったり糞だったり・・・。時には樹皮をはいだり、草や木の芽を食べた現場に遭遇することもあります。
野ウサギがポピュラーですが、キツネやリス、カモシカなどの足跡もよく目にします。
春先になると、クマの足跡や糞を目撃することもあるようです。私はまだクマの足跡は見たことがありませんが、実際に目撃するとびっくりするでしょうね。
雪山でも春先にはクマベルは欠かせませんね(笑)。
ネイチャーガイドに案内してもらうと楽しさも倍増します。
■急斜面では滑っちゃおう!
急な下り斜面では、思い切って滑り台のようにお尻で滑っちゃいましょう!
お尻だけが乗っかる携帯用の小さなソリがあります。
取っ手が付いていて、そうですねえ、強いて言えば庭掃除に使う「ちり取り」みたいな形でしょうか。
それにお尻を乗っけて、豪快に滑ります。これがなかなか楽しいんです。
スノーシューを履いた足を思い切って持ち上げるのが上手にすべるコツです。
童心に戻って大いに楽しみましょう。
ソリでなくて転がって降りてもいいんです。雪に触れれば触れるほど『思い出』も雪だるまのように膨らみます。慣れてくればスノーシューで走り降りることもできるようになります。
エアボード 携帯してると便利です
空気で膨らませるタイプのボード(ソリ)です。斜面を滑り降りる時に使います。
こちらはやや大型ですので、どのような斜面・雪質の場合でも確実に滑走面を捉えて滑ることができます。腹ばいになって頭から滑り降りることもできます。斜面の傾斜によっては、かなりスピードが出ますので、木立などに衝突しないように開けた場所で遊びましょう。
スノーシューを履いてトレッキングする時、長い下り斜面があるときに使ってみてください。楽しいですよ。
昼食後の休憩時間などに、仲間や子供たちとソリ遊びするのにもいいですね。1台持っていると雪の上での遊びの幅がぐっと広がります。

エアボードでソリ遊び?
(写真提供:mont-bell JAPAN)

エアボード
(写真提供:mont-bell JAPAN)
コンパクトに収納できますので、リュックサックの中に入れてもそんなに邪魔になりません。
空気入れは、軽量コンパクトなハンドポンプ(手押し式)とフットポンプ(足踏み式)がありますが、雪山ではハンドポンプのほうが使いやすいように思います。

