日本の蛇の種類
(画像で確認!日本に生息するヘビ)

日本に生息する蛇の種類は、沖縄などの島々を除けば、本土ではわずかに8種だけです。毒蛇2種に無毒6種。この8種が完璧にわかれば、アウトドアはもう大丈夫!

攻撃姿勢をとるアオダイショウ
攻撃姿勢をとるアオダイショウ。日本の代表的な蛇です。
(画像提供:日本気象協会 tenki.jp)

日本の陸地に生息する蛇の種類は36種。その中で、俗に本土とよばれる「北海道・本州・四国・九州」の四島に生息する蛇は8種類のみです。

日本本土(北海道・本州・四国・九州)に生息する蛇:
アオダイショウシマヘビジムグリヤマカガシヒバカリシロマダラマムシタカチホヘビ(以上8種)
(※北海道にはヤマカガシ・ヒバカリ・タカチホヘビを除く5種の蛇が生息)

したがって、この8種類の蛇の特徴さえしっかり掴んでおけば、日本全国、たいがいのアウトドアフィールドで突然ヘビに出会っても慌てなくてすみます。

ここではその8種類の蛇を画像で示しておきます。蛇の特徴をよ~く頭に叩き込んでおいてください。

なお、8種類以外の残りの28種のヘビは、奄美・沖縄などの亜熱帯気候の島々に生息しています。 こちらについては別途、下記ページで詳しく紹介していますので、必要な方はそちらをご参照ください。
沖縄 蛇の種類~沖縄や奄美など島嶼に棲むヘビ28種

日本に生息する蛇

日本本土(北海道・本州・四国・九州)に生息する蛇=8種

日本本土に生息する8種類の蛇の図鑑です。本州・四国・九州には8種の蛇すべてが生息していますが、北海道にはヤマカガシ・ヒバカリ・タカチホヘビは棲んでいません(残りの5種の蛇が生息)。 8種の蛇のうち、2種(マムシとヤマカガシ)が毒蛇で、残りの6種が無毒の蛇です。

アオダイショウ(青大将)

アオダイショウ
(画像提供:風にのって)

ナミヘビ科 ナメラ属のヘビ。無毒。全長100-200cm。胴の直径は5cmほどになる。日本本土では最大のヘビで、南西諸島のサキシマスジオ、シュウダ、ホンハブに次ぐ大きさとなる。
餌であるネズミの生息環境に対応し人家周辺でよく見られる。昼行性で、ネズミを追って家屋内に侵入することもある。樹上性の傾向が強いが、地表での活動も多い。


シマヘビ(縞蛇)

シマヘビ
(画像提供:下克上・弐)

ナミヘビ科ナメラ属のヘビ。無毒。全長80-150cm。通常は淡黄色の体色に、4本の黒い縦縞模様が入るが、縞がまったくない個体もいる。全身が黒色に体色変異した黒化型は「カラスヘビ」とも呼ばれる。
食性は幅広く、ネズミ、小鳥、トカゲ、カエル、ヘビ等を捕食する。あまり木に登らず、地表を素早く動く。危険を感じると尾を激しく振るわせ、地面を叩いて威嚇する。性格はやや荒い。


ジムグリ(地潜)

ジムグリ
(画像提供:芦生原生林の博物誌)

ナミヘビ科ナメラ属のヘビ。無毒。全長70-100cm。体色は赤みがかった茶褐色。
平地から低山地の森林、草原、水辺等に棲む。地中や石の下によく潜ることが和名の由来。食性は動物食で、主に小型哺乳類を食べる。特に地中のネズミの巣の中の赤子を好んで捕食すると言われる。


ヤマカガシ(山楝蛇)

ヤマカガシ
(画像提供:ヘビの仲間)

ユウダ科ヤマカガシ属のヘビ。毒蛇。口腔の奥歯に毒牙を有する後牙類。全長は70~150cm。体色は地域により変異に富む。
毒は出血毒であるが、マムシ毒などとは違い、止血機能を阻害する作用がある。激しい痛みや腫れはあまり起こらないが、全身におよぶ皮下出血、内臓出血がおこり、重篤な場合は腎機能障害や脳内出血を引き起こし死に至る。
※詳しくは、⇒ヤマカガシのすべて


ヒバカリ(日計・日量)

ヒバカリ
(画像提供:Wikipedia)

ユウダ科ヒバカリ属のヘビ。無毒。全長40~65cm。小型の蛇で、体色は淡褐色や褐色。吻端から口角、頸部にかけて白や淡黄色の斑紋が入る。
平地から低山地の森林に生息し、水辺を好む。食性は動物食で、魚類・カエルやその幼生・ミミズなどを食べる。薄明薄暮性だが、雨天時には昼間も活動する。危険を感じると鎌首をもたげ、音を出して威嚇する。


シロマダラ(白斑)

シロマダラ
(画像提供:Wikipedia)

ナミヘビ科マダラヘビ属のヘビ。無毒。全長は35~70cm。小型の蛇で、体色は淡褐色で黒い横縞が入る。幼蛇の体色は白い色をしているが、成長に伴い淡褐色に変化する。森林の林床付近に住む。食性は動物食で、主にニホンカナヘビ・ニホントカゲ等の爬虫類を食べる。
シロマダラは夜行性で、個体数も少なく、遭遇することも少ないため「幻のヘビ」とも呼ばれている。


ニホンマムシ(まむし:蝮)

マムシ
(画像提供:身近なカエル・ヘビ)

クサリヘビ科マムシ属のヘビ。毒蛇。全長45~80cm。全長に比して胴が太く短い。淡褐色の体色に、銭形模様といわれる独特の模様がある。水辺や草むら、土手、山地、森林などに生息している。
毒は出血毒で、咬まれると激痛が襲い、患部が腫れ上がり内出血が拡大していく。毒性はハブの3倍も強く、咬傷被害での死亡例も一番多い。
※詳しくは、⇒マムシのすべて


タカチホヘビ(高千穂蛇)

タカチホヘビ
(画像提供:Wikipedia)

タカチホヘビ科タカチホヘビ属のヘビ。無毒。全長30~60cm。小型の蛇で、体色は褐色。背中の正中線上に黒い縦縞が入る。鱗には虹色の光沢がある。幼蛇は体色が暗褐色で、縦縞が不鮮明。
森林等に生息する。夜行性で、昼間は落ち葉や倒木の下等に潜り休む。雨天時には昼間でも地表に現れ活動することもある。食性は動物食で、甲虫類の幼虫やミミズ等を食べる。


8種が基本~日本のヘビ(本土)

蛇の仲間は一般に体色変異が激しく、個体によって体色が変化しているヘビもいます。そのため日本(本土)にはもっと多くの蛇がいると思っている人もいますが、実際には上記の8種だけです。

したがって、この8種の蛇の特徴さえしっかり掴んでいれば、アウトドアで不意に蛇に出くわしてもあわてることはありません。
なかでも最低限、マムシとヤマカガシさえ判っていれば大丈夫。残りはすべて、無毒の蛇です。

奄美・沖縄など島々に生息する蛇=28種

奄美大島や沖縄本島およびその周辺の島々に生息する28種のヘビについては、下記ページをご参照ください。

沖縄 蛇の種類~沖縄や奄美など島嶼に棲むヘビ28種

攻撃姿勢をとるハブ(ホンハブ)
沖縄の代表的な蛇=ハブ。猛毒の持ち主として恐れられています。

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