気象予報士試験
気象予報士試験は、財団法人気象業務支援センターが、気象業務法に基づき気象庁長官の指定(指定試験機関)を受けて行っています。
気象予報を行う事業者は、現象の予想を気象予報士に行わせることが義務づけられています。つまり、天気予報を行うには気象予報士の資格が必要なのです。
気象予報士となるためには、財団法人気象業務支援センターが実施する気象予報士試験に合格し、 気象庁長官の登録を受けることが必要です。
気象予報士試験って難しいの?
はっきり言ってかなり難しい試験です。合格率は、第1回試験(1994年8月)の18%を最高に年々低下しており、最近では5%を割り込むことも多くなりました。
気象予報士制度ができてすでに十数年が経過。最初のうちは、ある程度の数の気象予報士を早期に確保する必要から、採点もやや甘かった?きらいがありますが、最近は本当に狭き門になっています。
試験は毎年2回、夏(8月)と冬(1月)に行われています。今はまだ年2回ですが、気象予報士の数が増えてくるとやがて試験は年1回になる可能性もあります。チャレンジするなら少しでも早いほうが有利です。
| 試験回 ( )は通算 | 試験日 | 申請総数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 平成 6年度第1回 (1) | 1994年 8月28日 | 3,103 | 2,777 | 500 | 18.0% |
| 平成 6年度第2回 (2) | 1994年12月18日 | 2,956 | 2,705 | 313 | 11.6% |
| 平成 6年度第3回 (3) | 1995年 3月19日 | 3,012 | 2,771 | 277 | 10.0% |
| 平成 7年度第1回 (4) | 1995年 8月27日 | 3,627 | 3,257 | 336 | 10.3% |
| 平成 7年度第2回 (5) | 1996年 1月28日 | 2,753 | 2,461 | 204 | 8.3% |
| 平成 8年度第1回 (6) | 1996年 8月25日 | 3,477 | 3,083 | 163 | 5.3% |
| 平成 8年度第2回 (7) | 1997年 1月26日 | 2,924 | 2,587 | 206 | 8.0% |
| 平成 9年度第1回 (8) | 1997年 8月24日 | 3,661 | 3,281 | 165 | 5.0% |
| 平成 9年度第2回 (9) | 1998年 1月25日 | 3,484 | 3,037 | 162 | 5.3% |
| 平成10年度第1回(10) | 1998年 8月30日 | 4,217 | 3,705 | 156 | 4.2% |
| 平成10年度第2回(11) | 1999年 1月31日 | 4,172 | 3,592 | 160 | 4.5% |
| 平成11年度第1回(12) | 1999年 8月29日 | 4,477 | 3,981 | 161 | 4.0% |
| 平成11年度第2回(13) | 2000年 1月30日 | 4,344 | 3,803 | 195 | 5.1% |
| 平成12年度第1回(14) | 2000年 8月27日 | 4,843 | 4,337 | 198 | 4.6% |
| 平成12年度第2回(15) | 2001年 1月28日 | 4,286 | 3,671 | 234 | 6.4% |
| 平成13年度第1回(16) | 2001年 8月26日 | 4,626 | 4,147 | 233 | 5.6% |
| 平成13年度第2回(17) | 2002年 1月27日 | 4,508 | 3,962 | 211 | 5.3% |
| 平成14年度第1回(18) | 2002年 8月25日 | 4,398 | 3,898 | 272 | 7.0% |
| 平成14年度第2回(19) | 2003年 1月26日 | 4,740 | 4,091 | 242 | 5.9% |
| 平成15年度第1回(20) | 2003年 8月24日 | 5,349 | 4,800 | 357 | 7.4% |
| 平成15年度第2回(21) | 2004年 1月25日 | 5,287 | 4,555 | 262 | 5.8% |
| 平成16年度第1回(22) | 2004年 8月29日 | 5,599 | 4,958 | 216 | 4.4% |
| 平成16年度第2回(23) | 2005年 1月30日 | 5,296 | 4,564 | 195 | 4.3% |
| 平成17年度第1回(24) | 2005年 8月28日 | 5,401 | 4,804 | 198 | 4.1% |
| 平成17年度第2回(25) | 2006年 1月29日 | 5,491 | 4,781 | 223 | 4.7% |
| 合計 | - | - | 93,608 | 5,839 | 6.2% |
気象予報士試験ってどんな問題が出るの?
試験は学科試験と実技試験があります。
学科試験は、予報業務に関する一般知識と予報業務に関する専門知識があり、原則として5つの選択肢から1つを選択する多肢選択式です。気象学の知識が幅広く試される問題構成となっています。
■一般知識:大気の構造、大気の熱力学、降水過程、大気における放射、大気の力学、気象現象、気候の変動、気象業務法その他の気象業務に関する法規
■専門知識:観測の成果の利用、数値予報、短期予報・中期予報、長期予報、局地予報、短時間予報、気象災害、予想の精度の評価、気象の予想の応用
どちらの試験も試験時間は60分、マークシートによる選択式でそれぞれ15問出題されます。そのうち11問以上正解で合格となります。
実技試験は、文章や図表で解答する記述式です。1)気象概況及びその変動の把握、2)局地的な気象の予想、3)台風等緊急時における対応などについて、2つの設問があります。
いずれの設問も10枚前後の天気図を利用して、現在までの気象の把握とこれからの気象現象の予想を行います。つまり資料をもとに受験者自身が天気予報を考えるわけです。気象情報を正しく活用できるか、論理的にきちんと予報できるかがポイントになります。さらに、現況や予想にもとづく警戒地域の把握と警戒事項などについても問われます。
合格基準点はあらかじめ公表されており、2つの回答の総得点が満点の70%以上で合格となります。
試験の時間割および試験科目
気象予報士試験の時間割です。お昼の休憩時間をはさんで、午前が学科試験、午後が実技試験に充てらます。毎年同じパターンなんですが、実際に気象予報士試験を受験する場合には、事前に必ず財団法人気象業務支援センターに問合せして、変更等がないか確認してください。→財団法人気象業務支援センター
| 試験時間 | 試験科目 | 試験方式 |
| 09:45〜10:45 | 学科試験 予報業務に関する一般知識 | 多肢選択式 |
| 11:05〜12:05 | 学科試験 予報業務に関する専門知識 | 多肢選択式 |
| 12:05〜13:10 | 休憩 | - |
| 13:10〜14:25 | 実技試験 気象概況及びその変動の把握、局地的な気象の予想、台風等緊急時における対応 | 記 述 式 |
| 14:45〜16:00 | 実技試験 気象概況及びその変動の把握、局地的な気象の予想、台風等緊急時における対応 | 記 述 式 |

