世界の危険な虫
(有毒の危険なムシ情報)

世界には毒を持った危険な虫がたくさんいます。刺されたり咬まれたりすると命にかかわる重篤な被害をこうむる虫もいます。虫にご注意を!

ムカデ|世界の危険な虫
トビズムカデ。鋭い毒アゴで咬まれると激しく痛みます。
(画像提供:害虫駆除ドクター.com)

世界には毒を持った危険な虫がたくさんいます。もちろん、その中には日本に生息している虫もいます。

私たちはそんな危険な虫たちと隣りあわせで生活しているのです。隣りあわせというよりは、一緒になって生活しているといった方が適切かもしれません。

たかが虫ですが、刺されたり咬まれたりすると命にかかわる重篤な被害をこうむる虫もいます。

ここではそんな虫たちに登場願って、画像で紹介することにしましょう。
ムカデやスズメバチ、サソリ、イラガ、毒グモ、毒アリなど、普段からよく耳にする危険な虫が目白押しです。

アウトドア趣味を楽しむ際には、有毒の危険な虫に十分注意してください。

世界の危険な虫

ハチのなかま(有毒の危険な虫)

オオスズメバチ

オオスズメバチ/世界の危険な虫
(画像提供:スズメバチハンター)

蜂の仲間では日本最大であり、同時に世界最大でもあるオオスズメバチ。針に強烈な神経毒をもち、かつ攻撃性も非常に高いことから十分な注意が必要です。
刺されると急激なアレルギー症状(アナフィラキシーショック)を起こすことがあり、たとえ1匹に刺されただけでも死に至ることがあります。
※詳しくは ⇒ スズメバチの生態と危険性


キラービー(アフリカミツバチ)

キラービー(アフリカミツバチ)/世界の危険な虫
(画像提供:国立環境研究所)

アフリカミツバチとセイヨウミツバチの交雑種です。養蜂のために研究開発されましたが、南米・ブラジルで野生化しました。
非常に攻撃的で、集団で人を襲うことから「キラービー(殺人バチ)」として恐れられています。アメリカ・ブラジルなどに生息していますが、幸いにも日本には未定着です(生息していません)。


サソリのなかま(有毒の危険な虫)

キイロオブトサソリ

キイロオブトサソリ/世界の危険な虫
(画像提供:世界の小さな珍獣)

サソリは、外見がザリガニに似ているので甲殻類のなかまと思われがちですが、蜘蛛(クモ)に非常に近いなかまです。サソリの中でも強い毒をもつのはオブトサソリ。尾の毒針で刺されると神経が麻痺します。
1回に注入される毒量は少ないが、刺しどころが悪ければ、のどが硬直して発声障害が起こり、そのうち呼吸筋が麻痺して窒息死することもあります。
中東から北アフリカにかけて生息しています。


ガのなかま(有毒の危険な虫)

イラガ

イラガ/世界の危険な虫
(画像提供:福岡教育大学)

イラガ(刺蛾)という蛾の幼虫。サクラなどバラ科の植物や柿の木に多く発生し、葉の裏側に大量に生息していることが多い。幼虫は体長25mmほどで、鮮やかな黄緑色をしています。
イラガの幼虫には、短くするどい毒の棘が240本ほど生えていて、刺されると激痛が走ります。毛虫の中では、刺されると最も痛いといわれています。画像はクロシタアオイラガの幼虫。


チャドクガ

日本では代表的な毒蛾です。幼虫は4月から10月にかけて年2回発生します。名前のとおりお茶の木(チャノキ)の葉を食べて生息するほか、ツバキ、サザンカなどツバキ科の植物の葉を食害します。
チャドクガの幼虫には毒針毛があり、これに触れるとかぶれて皮膚炎をおこし、痛みと痒みに悩まされます。
なお、チャドクガは成体にも毒針毛が残るので、触らないように注意が必要です。

ムカデのなかま(有毒の危険な虫)

ペルーオオムカデ(ナンベイオオムカデ)

ブラジルやペルーなど南米の熱帯雨林帯に生息するオオムカデ。正式名称はペルビアンジャイアントオオムカデといいます。世界最大のムカデで、体長は通常20~30cm、最大の個体は40cmを越える巨大ムカデです。
オオムカデ類は人に対して能動的に攻撃をかけるものがあり、噛まれるとかなり痛みます。人命に係る被害はほとんどありませんが、首などの急所を咬まれた場合には、稀に死亡することもあります。


トビズムカデ

トビズムカデ/世界の危険な虫
(画像提供:中央堂)

日本に生息する最大のムカデ。オオムカデ科に属するムカデの一種で、体長は普通8~15cm、希に20cm近くにもなります。鋭い顎(毒牙)が不気味です。
山林に近い民家では、ゴキブリなどを捕食するためにしばしば家屋内部に侵入することがあります。
南米産に比べると毒性はやや弱いですが、それでも咬まれたら相当に痛みます。咬まれた箇所が腫れ、ときにはリンパ腺炎を起こしたり、発熱することもあります。


クモのなかま(有毒の危険な虫)

カバキコマチグモ

カバキコマチグモは、沖縄県を除く日本全国に広く分布する毒グモで、猛毒を持っていることで知られています。イネ科植物の葉っぱを丸めて巣を作ります。
「猛毒動物最恐50」(今泉忠明著)によると、カバキコマチグモの半数致死量(LD50)は0.005mg/kgとされ、その毒性は世界最強の毒ヘビとされるインランドタイパン(LD50=0.025mg/kg)の5倍の強毒です。猛毒ランキングの世界第6位にランク付けされています。
※詳しくは ⇒ カバキコマチグモ

ジュウサンボシゴケグモ

ジュウサンボシゴケグモ/世界の危険な虫
(画像提供:SPIDER DATA)

体は1cmほどと小さいが、脊髄に作用する強い神経毒を持っています。かまれると10分ほどで全身症状が現れます。耐え難い痛みとともに多量の汗・涙・唾液が出て、血圧上昇、腹筋の硬直、言語障害、呼吸困難などが起き、回復しない場合は2~3日後に死亡します。
ゴケグモの仲間は、熱帯地方を中心に世界中に分布しています。日本ではセアカゴケグモとハイイロゴケグモの生息が確認されています。


アリのなかま(有毒の危険な虫)

ドクハリアリ(パラポネラ)

アリはハチの近縁なので、お尻に毒の針を持つものがいます。その中でも横綱クラスのアリが、中南米に生息するパラポネラ(ドクハリアリ)です。
パラポネラは、体長25mmもある大型のアリで、その毒針は世界で最も恐れられています。これに刺されると、日本のスズメバチよりも痛く、焼けるような激痛が全身に走り、しばらくの間は歩行も困難になるほどです。
強力な毒針で獲物を狩り、力強いあごで獲物を引き裂いて捕食します。

グンタイアリ(軍隊蟻)

グンタイアリ/世界の危険な虫
(画像提供:ありんこ日記)

中南米の熱帯雨林には150種ほどのグンタイアリがいますが、中でも大規模なのはバーチェルグンタイアリです。数十万匹もの巨大な集団で移動生活をし、途中で出くわした昆虫や小型小動物を食べつくしてしまいます。
彼らが通り過ぎたあとに、動くものは何も残されません。「陸のピラニア」として恐れられているアリです。大きくて鋭いアゴが特徴です。
画像はバーチェルグンタイアリ。


蚊のなかま(有毒の危険な虫)

カ(蚊)

カ(蚊)/世界の危険な虫
(画像提供:Wikipedia)

蚊はさまざまな病気を媒介する吸血鬼です。マラリアや黄熱、デング熱、日本脳炎など、蚊が媒介者となる感染症は多い。
アフリカや東南アジアなどでは、毎年200万人を超える人間が、蚊の媒介する病原菌に感染して尊い命を落としています。 これほど多くの人間を殺す生物は他にはいません。もしかしたら蚊こそが、私たち人類にとって最も危険な虫なのかもしれません。
画像は人の血を吸うネッタイシマカ。


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