黒島に行こう!
沖縄の離島で過ごす癒しの時間
沖縄県のおすすめの離島・黒島~死ぬまでに一度は行きたいと思う島、魅力いっぱいの島です。黒島は、島の形がハートに似ていることから、ハートアイランドとも呼ばれます。人気の離島・黒島の魅力を紹介します。
黒島全景。確かにハート形をしてますね。
(画像提供:東京絵の具)
黒島は、沖縄県八重山諸島にある、周囲12.6kmの隆起サンゴ礁の小さな島です。島内の標高は最高地点でも15.3mしかなく、大変に平べったい、起伏の少ない形状をしています。
黒島は牧畜が盛んな島です。島内には人口の10倍を超える黒毛和牛(肉牛)が飼育されていて、広大な放牧場が島内のいたるところで見られます。黒島産の和牛は高品質であることでも評判で、例えば高級ブランド肉で有名な神戸牛も、その多くを黒島産の子牛が使用されているのだそうです。
黒島はかつて、島全体を森林が覆っていましたが、今では開墾されてそのほとんどが放牧場として利用されています。
この島は上空から見ると形がハート型をしていることから、別名をハートアイランドとも呼ばれています。素敵な名前ですね。起伏が少ないため、島内の移動もレンタサイクルで楽々です。
黒島(くろしま)
黒島の位置と概要
八重山諸島・黒島
黒島は、石垣島から南南西に17km離れた位置にあり、石垣島離島ターミナルからは高速船で25分ほどで到着します。船会社3社が毎日合計9便の高速船を就航させています。このほか各社がそれぞれ週2便ほどフェリーを運航しています。
黒島港では、船の発着する時間に合わせて、港~仲本海岸間の乗り合いバス(有料)が運用されています。また各民宿では、宿泊客に対して港への無料送迎を行っているので、予約の時に確認しておけば安心です。
島内には、ウミガメやサンゴなどの海洋生物を研究している「黒島研究所」をはじめ、黒島灯台、西の浜、仲本海岸、伊古桟橋など見どころ、遊びどころもたくさんあります。
黒島研究所
NPO法人日本ウミガメ協議会付属の施設。主にウミガメやサンゴなどの海洋生物を研究しています。研究の成果を一般に伝えるための展示室があり、サンゴの標本や民具、さらにウミガメをはじめとする黒島の動物たちを飼育展示しています。
小さな博物館&水族館的な施設として、島での人気の観光スポットにもなっています。
■黒島研究所・ウミガメの飼育施設
(画像提供:沖縄ホテル石垣島)
八重山諸島に生息するアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイのウミガメ3種を飼育展示しています。ウミガメには直接触って、触れ合うこともできます。
ほかの施設では、黒島に生息するサメ・ヤシガニ・シャコ貝・サキシマハブなども飼育展示されています。八重山諸島で生きたハブを展示しているはここだけです。
■資料展示室
(画像提供:黒島研究所)
ウミガメの剥製・サンゴやイルカの骨格などの生物標本をはじめ、黒島の豊年祭で使われた爬龍船などの民具ほか、黒島に関わる様々なものを展示しています。
ユニークなところでは、種子島で発射されたH2Aロケットの破片も展示されています。
■ウミガメ勉強会とウミガメ放流
(画像提供:八重山毎日新聞)
黒島研究所では、長期休暇や大型連休の時期にウミガメ勉強会を開催しています。ウミガメの見分け方や調査道具、ウミガメが抱える問題などの説明を受けたあと、ウミガメに標識をつけて海へ放流します。
この日は、人工衛星で追尾する発信器をアオウミガメに装着して、黒島の海岸から放流しました。
黒島のおすすめ観光スポット
■のんびりとした牛の島
(画像提供:竹富町)
牛の島として有名な黒島は、のんびりとした島時間が流れます。島の人口約220人に対して、牛の数は3000頭を越えます。島全体が大きな牧場だといっても過言ではありません。
Uターンして畜産業に就く若者も多く、新しいセリ市場も完成してこれからも畜産の発展が期待されています。
■西の浜=ウミガメの産卵が観られます
(画像提供:黒島ネット)
島の西北に位置し、黒島港からも比較的近いところにあるビーチです。毎年4月から10月頃にかけてウミガメが産卵のために上陸することでも知られています。
アカウミガメの産卵が多いですが、ほかにもアオウミガメとタイマイの産卵も見られます。
■冬は黒島のマンタシーズン
(画像提供:黒島研究所)
冬の時期は黒島でマンタが観られる絶好のシーズンです。シュノーケリングで見ることができますし、慣れてくれば岸からでも観察できます。
マンタが大きな口をあけてプランクトンを飲み込んでいる姿は大迫力です。
■伊古桟橋
(画像提供:ジャニごり日記)
島の北東にある、全長354メートルの直線状の桟橋跡。現在は桟橋として使われてはいませんが、かつては漁業用の桟橋として使用されていました。先端部分には4本の係船柱と荷置き場、荷揚げ場があります。
2005年12月、竹富島の「西桟橋」とともに国の登録有形文化財に登録されました。
■仲本海岸
(画像提供:島の時間 be)
黒島周辺は、日本最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)の真っただ中にあり、島周辺の海域は「西表石垣国立公園」の海域公園地区=黒島ウラシビ・キャングチ・中本海岸海域公園区域に指定されています。
仲本海岸は絶好のシュノーケリング・ダイビングポイントです。
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