コテージ・バンガロー・キャビン・ロッジの違い
(コテージとは? バンガローとは?)

バンガロー コテージ 違い~コテージやバンガローは、最近のキャンプではテント泊と並んで高い人気を誇っています。コテージとバンガローとキャビンとロッジの違いについてまとめました。

アウトドア 宿泊施設の違い

コテージ・バンガロー・キャビン・ロッジの違いについて
最近では貸別荘のような立派なコテージも増えてきました。
(画像提供:コテージうみがめ)

キャンプといえば基本はテント宿泊ですが、最近では、より手軽に、より便利にキャンプを楽しむ機運が高まってきました。テントを張らずに、コテージバンガローロッジキャビンケビン)などの宿泊施設に泊まるのもその流れです。

雨が降っても安心で、準備や片付けの手間も要らず、何よりも快適です。

昼間はしっかりアウトドア趣味を楽しんで、夜は広い宿泊施設で快適に過ごす・・・そんなアウトドアライフが、すっかり定着してきました。
ログハウスなど野趣あふれた宿泊施設が人気です。なかには貸別荘と区別がつかないような、広さと設備を誇ったコテージもあります。

ここでは、コテージやバンガロー、ロッジ、キャビンの違いについて解説します。

【概説】コテージ・バンガロー・キャビン・ロッジの違い

最近はどこのキャンプ場に行っても、コテージやバンガロー、キャビン、ロッジなどの宿泊施設が併設されるようになりました。これらの具体的な違いが分かっていないと、予約する際にも、問い合わせする際にも不都合が生じてしまいます。

これらの宿泊施設の概略は次のようです。

コテージ
一戸建ての家全体を貸し切るタイプの宿泊施設。部屋は通常複数あり、キッチンや食器、寝室、浴室、トイレなどが装備され、冷暖房やテレビまでそろっているものもあります。貸別荘に近いものです。
バンガロー
木造の簡易な小屋。6畳~10畳程度の板の間の部屋がひとつあるだけのシンプルな作りです。キッチンや浴室などの設備は一切なく、通常は電燈と電源が付いているだけです。テントの代わりに木造の箱(スペース)があるといったイメージです。
キャビン
木造の簡易な小屋で、キャンプ場ではバンガローと同程度のグレードで使われます。ケビンとも呼ばれます。
ロッジ
山小屋を意味し、山小屋風のホテル・旅館、山荘などの意味で使われます。キャンプ場ではコテージとバンガローの中間的なグレードになります。

これらの宿泊施設を、グレードの高い順番に並べると概ね次のようになります。

  ①コテージ > ②ロッジ > ③キャビン > ④バンガロー

ただし、これらの名称はキャンプ場で統一的に使われているわけではなく、オーナーの好みや思い込みで、好き勝手に命名されているケースも多く見受けられます。
最終的には各キャンプ場のウェブサイトや電話問い合わせなどで設備や備品等を確認して、自分でグレードを判断するしか方法はありません。

【詳細説明】コテージ・バンガロー・キャビン・ロッジの違い

コテージ(cottage)

コテージ(cottage)とは、古英語cote(小屋)に名刺語尾の-ageが付いたもので、田舎に住む人の一戸建て小家屋あるいは避暑地などの小別荘を意味しています。

ホテルや旅館とは異なり、一戸建ての家または連棟式の家で、家全体を貸し切れるタイプの宿泊施設です。

専有面積が広く、部屋数も複数あって、キッチンや調理道具、食器、寝室・寝具、浴室、トイレなどの生活設備が一通り整っています。食材さえ持ち込めば自炊ができ、別荘と同様に、家族や知人揃って快適なキャンプ生活を送ることができます。

最近では、ログハウスなど野趣味あふれた構造のコテージが人気があり、屋外の専用デッキでバーベキューを楽しむことができるものが多いようです。2階建てや中二階(ロフト)が付いたものが多い。

バンガロー(bungalow)

バンガロー(bungalow)は英語で一戸建ての平屋。通常は、平屋で正面にベランダがついたものを指します。語源はヒンディー語で、インド・ベンガル地方に見られる「屋根壁付きのベランダのある平屋建ての家」のことです。

キャンプ場では多くの場合、木造(板材)の簡易な宿泊施設としてつくられ、コテージと違って、キッチンや浴室などの生活用設備は何もないのが普通です。

したがって食事は外の共同炊飯設備を利用して作り、トイレや浴室も外部の共同設備を使うことになります。寝具も装備されていないのが普通で、毛布などをレンタルするか、あるいは持参したシュラフなどで睡眠します。

テントを張る代わりに、寝るスペースとして木造の小屋が用意されていると思えばイメージしやすいでしょう。

キャビン(cabin)

キャビン(cabin)は英語で、簡素な造りの小さな家、あるいは単に小屋を意味します。「ケビン」と発音されることもあります。

キャビンは便利な言葉で、アウトドア以外でも、たとえば軍艦内の士官室をキャビンと呼ぶほか、飛行機の客室、宇宙船の船室、ケーブルカーの客室などもキャビンと呼んでいます。
飛行機の客室乗務員もキャビンアテンダント(和製語)あるいはキャビンクルー(Cabin Crew)といいます。

キャンプ場では、この「キャビン」はバンガローと同等の意味で使われます。
ただ、オーナーによってはバンガローよりもキャビンを好んで使う場合もあり、使い方はキャンプ場によって千差万別です。

ロッジ(lodge)

ロッジ(lodge)は英語で山小屋、あるいは山小屋風のホテル・旅館、山荘、避暑用小別荘などを指して使われます。

日本のスキー場でもゲレンデには大型のロッジが整備され、スキーヤーの宿泊やレストラン、スキースクールの事務所をはじめ様々な用途で使用されています。ログハウスなどの木造構造物だけでなく、鉄筋コンクリート製の大型ビルもロッジの名前を冠しているものがあります。

キャンプ場でロッジの名称が使われることは比較的少ないのですが、それでもオーナーの好みで使われるケースもあります。この場合は、コテージと同等か、あるいはコテージとバンガローの中間的な意味合いで使われることが多いようです。

基本的にキッチン・冷暖房・電源コンセント・ベッドなどはありますが、1棟に何軒かが繋がった構造になっていたり、個々に浴室がなく共同浴場となる場合があります。
実際に使用する際には、設備の状況等を前もって確認しておいた方がいいでしょう。

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