クロスカントリースキーの魅力
(XCスキー・クロカン)

クロスカントリースキーが冬のアウトドア趣味で人気です。ゲレンデスキーにはない野趣たっぷりのアウトドアアクティビティが楽しめます。


クロスカントリースキー。冬のアウトドア趣味で人気です。
(画像提供:もくもく自然塾)

クロスカントリースキーは、雪の野原をフィールドにして、冬のアウトドアを楽しむ上品な趣味です。

雪の公園でも、雪野原でも、雪山でも、気軽に大自然を満喫することができます。

クロスカントリースキーは北欧で発達した冬のレジャーですが、わが国でも静かなブームを呼んで、根強い人気があります。

ゲレンデスキーもいいんですが、クロスカントリースキーでは自然との一体感をより一層身近に感じることができます。木々の間を縫って自由に進む爽快感は格別です。

クロスカントリースキーのフィールド。そこは、野生動物や樹木、草花と生活を同じくする大自然です。
急がないで、ゆっくり「歩きながら」、自然との触れ合いを堪能しましょう。

クロスカントリースキー

クロスカントリースキーの道具


雪原のクロスカントリースキー

クロスカントリースキーでは、ゲレンデスキーよりも幅が狭くて軽いスキー板が使用されます。
ビンディング(板と靴をつなぐ金具)は、踵(かかと)が上がるヒールフリー構造になっています。そのため、普通に歩くような感覚でスキー板を操作して、自由に雪面を「歩く」ことができます。
靴もスニーカーのような軽くてやわらかい靴が使われますので快適です。

クロスカントリースキーは平地か、比較的高低差の少ない緩斜面での使用に適したスキーです。 純白の雪の感触を楽しみながら、ゆっくり、ゆったり・・・木々の姿を観察しながら歩きましょう。

なお、クロスカントリースキーは、ヒールフリーになっていることと板に金属エッジがないために、下り斜面でのターンはやや難しくなります。雪山に踏み込む場合には注意してください。

雪山では通常、金属エッジが付いたテレマークスキーが使用されます。テレマー板はクロスカントリー板に比べて頑丈で、やや重いですが、エッジが付いているためターンがやりやすくなっています。もちろんヒールフリーで歩行も楽にできます。

クロスカントリースキーのフィールドは自在

クロスカントリースキーは、雪が積もっていて比較的平坦な場所ならどこででもできます。
街中の公園。郊外の河川敷き。林の中。里山、などなど。
最近では、冬の観光地近郊には「クロスカントリーコース」が整備されているところもあって、手軽なところで便利にクロカンを楽しむことができます。

でも、クロスカントリースキーの一番気持ちいいところは、整備された専用コースなんかではなく、誰も踏んでいない雪面を自由に、気ままにトレッキングすることです。

ネイチャーガイドに案内をお願いしたり、ツアーに参加するなども選択肢に加えながら、多くのフィールドでネイチャースキーを楽しんでください。

ネイチャーウォッチング

クロスカントリースキーは自然観察するには最高です。時々は立ち止まって、雪の風景をしっかり観察してみて下さい。
落葉樹は雪に覆われながらも、その下でしっかりと春の芽吹きの準備をしていることがわかります。常緑樹の緑の葉っぱも、白い雪とのコントラストが鮮やかです。


雪原で出会ったキタキツネ

雪面には、野生動物が残した足跡が転々と続いています。うまくいけば野生動物を目撃することができるかもしれません。

野ウサギがポピュラーですが、キツネやリス、カモシカなどの足跡もよく目にします。

これらの足跡を追跡するのを「アニマルトラッキング」といいます。

詳しい人に「足跡の主」を教えてもらいながら、その跡をトラッキングしてみるのも楽しいですね。 あまり深入りしすぎて、迷子にならないようしなければなりません。

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